人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことを「新盆(にいぼん)」又は「初盆(はつぼん)」と呼びます。故人が仏になって初めて里帰りするということで、故人の近親者は灯籠や提灯などを贈ります。初盆を迎える家では身内や親しい方を招いて僧侶にお経をあげてもらい盛大に供養します。
新盆は、忌明け後に初めて迎えるお盆です。 事前に供養の仕方やその準備などをしっかり把握しておくと安心です。
A:お招きする立場として、喪服を着るのが常識ですが、暑い時期なので、地味な服装でもよいでしょう。
A:基本的には普段迎えるお盆と大きく変わりません。しかし、亡くなった人が初めて家に戻ってきますので、丁寧に行いたいものです。新盆にかぎっては、親戚や知人・友人たちを招いて法要を行います。
準備の仕方は、宗派によって違います。菩提寺の住職に聞かれたほうがよいでしょう。ただ、お盆の時期は忙しいので、連絡は早めにしてください。
A:住まわれている地域の習慣もありますが、一般的には、四十九日の忌明けより前にお盆を迎えた時は翌年が新盆になります。
A:一般的には神式も仏式も同じです。神式では「新盆の御霊祭」といい、1年目を「一年祭」3年後を「三年祭」をおこないます。神式も仏式も供養する気持ちは同じです。
新盆に招かれても、事前にきちんと対応できるようにしたいものです。
A:葬儀の時と同じ喪服を着たほうがよいでしょう。しかし暑い時期なので、地味な服装でもよいと思います。
A:亡くなった方の近い親族は、新盆には盆提灯を送るしきたりがあります。しかし最近は住宅事情などから飾らないところも増えていますので、先方に聞いてから贈るとよいでしょう。
A:仏式の場合は「御仏前」「御供物料」、品物の場合は「御供」など。